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住宅展示場見学で失敗しない!事前準備と当日のチェックリスト


はじめに:住宅展示場は情報の宝庫。でも準備不足だと…?

「何を見ればいいのかわからなかった」「営業トークに押されて疲れてしまった」——住宅展示場を訪れた人からは、こんな声が聞こえてきます。

せっかくの貴重な機会。見学をムダにしないためには、事前準備と当日のポイントをしっかり押さえておくことが大切です。

この記事では、宅地建物取引士の視点から「住宅展示場の歩き方」をやさしく解説します!


もくじ

見学前の準備が成功のカギ!

1. 予算と要望を整理しよう

まずは、自分たちの「予算」と「希望」を明確にしておきましょう。

  • 総予算(建物+土地+諸費用)をざっくり決める
  • 建物にかけられる金額の上限を決めておく
  • 住宅ローンの毎月返済額を無理のない範囲で把握

📌 諸費用って? 登記費用・税金・火災保険・住宅ローン手数料など、建物以外にもお金がかかります!

2. 要望リストを作ってみよう

「どんな暮らしがしたいか」を考えるのが大事な第一歩!以下のような視点で要望を整理してみましょう。

要望リスト例:

優先度内容(要望)メモ
🟥 絶対に叶えたい4LDK以上、リビング20帖超、家事動線が良い間取り子ども2人と将来親と同居予定
🟨 できれば叶えたい太陽光発電、書斎スペース、吹き抜け予算次第で調整可能
🟩 こだわりはない外構(庭や塀など)、天井高施工会社の提案を検討

✨ 家族で話し合って「絶対譲れない条件」「できれば叶えたい希望」に分けておくと、ハウスメーカーとの打ち合わせもスムーズです!

🖼 このような表を作成して、印刷・画像保存しておくのもおすすめ。要望の整理に役立ちます!

🛠【追記:さらに深掘りしたアドバイス】

🧭 要望リストを作るときの“落とし穴”に注意!

情報収集のしすぎで、あれもこれも欲しい!と、希望が膨らみすぎることも…!

→「本当に必要か?」を家族で話し合って取捨選択を。

👨‍👩‍👧‍👦 将来のライフスタイル変化も想定しておこう!

→ 子どもが巣立った後、老後、親との同居なども視野に入れて。

🏡 モデルハウスでは“標準仕様”と“オプション”を必ず確認

→ モデルハウスが豪華でも、実際の標準プランとの差がある場合多数!


3. 見学する展示場の事前調査

展示場ごとに出展しているハウスメーカーが違います。事前にWebでチェックしておきましょう。

  • 出展メーカーの特徴や価格帯
  • 展示場の所在地・アクセス
  • 予約制かどうか

📍 展示場のホームページには、各モデルハウスの情報や設備も掲載されていることが多いので要チェック!


当日編:効率よく見学するコツ

1. 持ち物チェックリスト

  • メモ帳・ペン
  • スマートフォン(カメラ)
  • メジャー(3m程度)
  • 作成した要望リスト
  • 質問リスト
  • 予算メモ

2. 効率的な見学ルートを組もう

  • まずは外観を見て回る(全体をざっくりチェック)
  • 気になった3〜5棟をじっくり見学
  • 最後に1〜2棟で詳細相談

💡 1棟あたりの所要時間は平均45〜60分、相談込みなら90分以上。無理のない計画を!

3. 当日のチェックポイント

構造・性能の確認

  • 工法(木造、鉄骨、2×4など)
  • 断熱性能(UA値)/気密性能(C値)
  • 耐震等級、省エネ等級

🏗️ 構造や性能は、住宅の“基礎体力”。長く安心して暮らすために欠かせません!気になるワードはメモしておき、あとで比較できるようにしておきましょう。

実際に体感するべきこと

  • 室内の温度差や空気の流れ(快適性)
  • 音(遮音性)や光(採光)の感じ方
  • 家全体の“居心地”をチェック!

設備のチェック

  • キッチンの仕様や生活動線
  • 浴室・洗面などの使いやすさ
  • 太陽光・蓄電池の有無
  • 標準仕様とオプションの違い

📝 キッチンや水回りなどの使用感も“暮らしやすさ”のカギ!実際に立って動いて確かめましょう。


営業マンとの付き合い方と見学後するべきこと

1. 営業担当への質問と対応術

  • 質問例:「この工法のメリットは?」「光熱費の実例は?」
  • 対応例:「検討中のため、情報収集だけです」
  • 連絡先を聞かれたら:メールアドレスのみにするなど、無理なく答えられる範囲で

2. 見学後の情報整理

  • 各モデルハウスごとに記録(工法、価格、担当者など)
  • 撮影した写真の整理
  • 家族会議で感想を共有

よくある失敗例と対策

失敗例①:営業トークに押されて即決してしまった

  • 対策:必ず「検討期間をいただきます」と伝える
  • その場で決めず、家族で冷静に話し合う時間を確保!

失敗例②:モデルハウスの豪華さに惹かれてしまった

  • 対策:標準仕様とオプションの違いを確認
  • 自分たちの予算に合う仕様をチェック

失敗例③:構造や性能を見逃してしまった

  • 対策:構造や断熱・耐震性能も要チェック
  • 長期的な視点で「安心できる家か?」を見極めよう

まとめ:後悔しない家づくりは”展示場の歩き方”から

住宅展示場は、理想の住まいを見つけるための重要な情報源です。 事前にしっかりと準備し、自分たちの軸を持って見学に臨むことで、有意義な体験となります。

展示場の豪華さに惑わされず、「自分たちにとって必要なもの」を見極める力を養いましょう!

※本記事には広告が含まれています。最新情報は公式ページをご確認ください。

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この記事を書いた人

Kamikiと申します。
普段は建築会社で働きながら、宅地建物取引士として不動産にも関わっています。
このブログでは、「これから家を建てたい」と考えている方に向けて、
土地探しや住宅制度のことなど、ちょっと難しそうな話もわかりやすくまとめています。
初めての家づくりが少しでも安心できるよう、お役に立てたらうれしいです。

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